S12〜16使用構築 グライグロスコントロール!

S12 最高最終2106

S13 最高最終2134 8位

S14 最高2158 最終2030

S15 最高200x 最終 別構築を使用したので無し

s16 最高最終2144 6位



構築経緯

受け回しの軸として、マンダ軸に比較的強そうなグライオン+ポリゴン2を選択。


当時流行していたカバマンダガルドツルギコケコに、グライポリと合わせて選出する枠として採用。


受け回しに必須な、カプテテフを受ける鋼の枠としてメガ枠のメガメタグロスを採用。


相手の水タイプや格闘タイプを意識してドヒドイデを採用。


リザミミガッサのような対面構築にメタグロスと合わせて有利を取れる枠。
オニゴーリ対策も兼ねて最速水zのみがわり持ちで採用。



コンセプト
・先発適正の高いポケモンから展開する受け回し
・受け回しでは対応できない範囲をケアするグロスヒレでの攻撃的なサイクル



構築詳細

@石
性格 陽気
特性 クリアボディ→硬い爪
技構成 アイヘ/バレット/地震/岩封
171(124)-181(124)-171(4)-×-131(4)-178(252)

・臆病c252メガゲンガーのシャドボで31.2%の乱1
グロスミラー、カミツルギ意識で最速


カプレヒレと合わせて攻撃的なサイクルを形成する攻めの軸。
岩石封じを採用することでかなり出し負けにくく、初手から一方的に不利な展開にならない技構成になっている。
アームハンマーが無いので、ナットレイカミツルギに無抵抗なのが窮屈だが、後述するフェローチェで充分対応可能だと考えた。

フェローチェグライオンと合わせてカプコケコを縛れるバレットパンチは、カプコケコの処理ルートが乏しいこの構築では非常に有用な技だと感じた。



@毒玉
性格 慎重
特性 ポイズンヒール
技構成 地震/岩封/羽/ギロチン
177(212)-117(12)-146(4)-x-138(244)-120(36)

・岩石後最速グロス抜き
・無振りメガゲンガー地震で87.5%の乱1
岩石封じの枠はみがわり、挑発と選択。


マンダガルドのサイクルを崩すのに毒では不十分だと判断したこと、テッカグヤナットレイ入りのサイクルを重く見てハサミギロチンを採用している。
メインウエポンのじしん、体力管理の羽休めは確定。
グライオンを選出した時にギロチン頼りにならないように岩石封じを採用。
この枠は選択枠だと考えていて、環境に合わせて変えて変更するのが良いと思う。

他の候補としては
エアームドを軸とした受けサイクルに刺さり、副産物として滅びゲンガーやみがわりカグヤと戦いやすくなる挑発。
グライをグライで見てくる構築に刺さり、副産物として電磁波と合わせた麻痺待ちや、後出しから剣舞ガルドと安全に戦うことが出来るみがわり。

S13では挑発、S14ではみがわりを使用。



@進化の輝石
性格 図太い
特性 トレース
技構成 イカサマ/電磁波/冷b/再生
191(244)-×-156(252)-125-160-82(12)

・麻痺下ミミッキュ抜き
・霊ボルトを意識してトレース


受け回しの駒としての他、攻め寄りのサイクル選出でのクッション性能を期待して電磁波を採用。
この技がどのような場面で活きてくるのかを解説していく。


1.交代先への負担
電磁波が刺さらない地面にはれいとうビームが刺さるので、有利対面を作った時に安定した負担になりやすい。
どくどくは呼びやすい鋼に通らず、放電は特性の関係でダメージが少なく麻痺率も低め。

2. 受けの安定
25%の確率で動けなくなるので、麻痺を入れて耐久ポケモンで痺れ待ちができ、安定した受けに繋がる。
他にもsを落とすことで耐久ポケモンが上を取れるようになるなど。
剣舞クチート剣舞ギルガルドは、麻痺を入れることでドヒドイデで安定して受けることができる。

3.起点回避
sを半分にまで落とせるので、起点回避の技として優秀。
リザードンギャラドスに必要以上に積まれずに対応出来る。

4.上振れ要素
起点回避と内容は被ってしまうが、リザードンギャラドスのsを落とすだけならポリゴン2は確実に突破されてしまう。
しかし痺れにより生存しながら突破できる可能性がある。


1割の外しはあるものの、安定感と上振れ要素を兼ね備えた強力な技だと思う。
これらの理由から、激流ゲッコウガが軽めなこの構築では電磁波一択だと考えている。



@黒いヘドロ
性格 図太い
特性 再生力
技構成 熱湯/自己再生/黒い霧/どくづき
157(252)-74-198(60)-73-187(196)-55

・特化メガバシャーモの雷パンチ2耐え、特化ミミッキュのa+2シャドークローz確定耐え(目安)


受け回し時にしか選出しない上に、交代先への負担が弱く崩しへのケアが効きにくい受け駒なので選出率は最下位。
ドヒドイデが重い構築(主にクチート軸)に対して、ポリゴン2の電磁波やフェローチェで切り返してドヒドイデの介護をして詰ませていく動きが強力。
また、再生力でステルスロックに強く、pp枯らしが行える駒として優秀。

技構成の最後の枠には、役割対象のカプレヒレや、後出しされるフェアリーに対して刺さるどくづきを採用。
現在のレヒレ環境では少しでもレヒレに厚くしておきたいのでどくづきは準確定で良いと思う。

両刀個体でありながらaに下降補正をかけている理由は、ノーマルzカビゴンに安定して役割を遂行するため。
sに下降補正をかけてしまうとカビゴンに上を取られてしまい、zからじしん等で上から倒されてしまう。
a下降でも主要なフェアリーへの確定数がコケコくらいしか変わらないので、瞑想レヒレも意識してどくづきのまま採用している。

S14ではどくづき→どくびし。



@襷
性格 せっかち
特性 ビーストブースト
技構成 膝/ライナー/冷b/蜻蛉
147(4)-187(236)-51-159(12)-58(4)-223(252)

カバルドンが冷凍ビームで74.6%の乱2
ゲッコウガの手裏剣意識でb下降補正


コケコ、ツルギ、ゲンガー等への潰し枠。
素早いsからの蜻蛉返りや襷による行動保証から先発として起用しやすい。

メガ進化していないゲンガーに対して、蜻蛉返りからポリゴン2に交代することで、かげふみをトレースすることができる。
実際はヘド爆+きあいだまで落とされてしまったり、毒の追加効果を引いて受からなくなってしまうので安定しないが、滅びゲンガーに対しては強力な一手になる。

ロトム入りの構築が重めなので、強引にフェローチェで削って裏の圏内に入れることを心がけていた。



@水z
性格 臆病
特性 ミストフィールド
技構成 ドロポン/ムンフォ/瞑想/みがわり
145-×-135-147(252)-151(4)-150(252)

・レヒレミラー意識で最速
ミミッキュやゲンガーへの乱数を意識してc特化


ここまでで重いジャラランガの一貫切り、オニゴーリカバルドンキノガッサの対策等、一枠でここまでの穴を綺麗に埋めている最強の補完枠。

オニゴーリに強く出る為に最速を取り、こごえるかぜ持ちのクレセリアにsを下げられることを防ぐ為にみがわりを採用。
低速サイクルを見て選出される崩し枠の上を取れることが多く、最速レヒレの刺さりはかなり良かった印象。
みがわりでz択をある程度解消することができたり、ポリゴン2の電磁波とシナジーがあったりと、最後に入った枠でありながら最高の活躍を見せてくれた。





選出について

基本的に受け回しか攻め寄りの選出を選択していく形になる。
前者は全対応が厳しいが、確率依存で誤魔化せたり、選出が刺されば安定行動だけで勝てる。
後者は対応範囲が広いが、ピーキーな選出読みが必要になったり、行動が相手依存になる。

どちらの方針のほうが高い勝率が得られるかを考えて3匹を決めていく。




+ or
フェローチェ先発のパターン。
カプコケコやメガゲンガーに対して上から弱点を突いて、裏の受け回し2匹やレヒレグロスで詰めることができる。
とんぼ返りによる釣り出し耐性もあるので、安定して初手から選出しやすい。

フェローチェはメガギャラドスや催眠z樹木といった積みエースを抜くことが出来るので、襷を縦に強引に後出しする立ち回りも可能。




キノガッサ入りの対面構築へ安定して戦えるサイクル選出。
カプレヒレ+ポリゴン2の並びでギルガルドとも戦うことができる。
物理型ならポリゴン2、特殊型ならカプレヒレで対応できるので、ポリゴン2を経由してギルガルドの型を判別する立ち回りが強力。

電磁波とレヒレの身代わりの相性もよく、受け回し以外ではこの選出パターンが多め。



or or

受け回しメインの選出。
基本的にグライオンで崩せる並び、崩したい並びにこの選出をすることが多い。

受け回しでしか勝てない相手や、受け回しで安定して勝てる並びにしか投げないのが理想。




ドヒドで詰んでるタイプのクチート軸に選出することがある。

クチートポリゴン2の電磁波+ドヒドイデで見ることが出来るので、それ以外の面子が受かってしまうのであればこの選出が安定する。








レートの証拠画像として、自身の最高レートであり最終レートとしてpglに残っていないS14のものを載せておきます。





最後に僕の考えるこの構築の強みを。

この構築の強みは、受け回しと攻め寄りサイクルの両立だと考えています。
攻め1受け2と攻め2受け1、攻め3の形が綺麗に纏まっているので、選出さえしっかり出来れば難しい事をしなくても勝ち切れると思っています。

受けに寄った形のポリグライグロス(ウツロミミ)や対面に寄った形(顎ミミ)とは違い、受け回しと対面寄りのサイクルの両立が出来ているので、対応範囲が広いです。





以上、ポリグライで最も強い並びだと信じて5シーズンの間使っていた構築の紹介でした。

7世代はS17で終わりだと思うので、この記事を機に1人でもこの構築に興味を持って貰えれば嬉しいです。

QR(メタグロスとカプレヒレ努力値がちょっと違います)
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-43BF-A045